自殺未遂も2回。50歳では再就職も厳しい。多重債務で債務整理に

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私が勤めていた会社は、「ブラック」として名を馳せる某居酒屋チェーン程ではありませんが、殆ど「ブラック」と言ってよい会社でした。ボーナスもロクに出ませんでしたが、中小企業だし、ボーナスは業績給という側面がありますから業績が悪い以上仕方ないと諦めもついていました。

しかし有休もとれない、いや、有休という制度自体が無いのは本当に困った会社でした。健康診断も会社は従業員に受けさせなければならないのに、会社で実施しないのでいつも自腹で近くのクリニックで受けていました。

労働基準監督署から指導が入りそう

その経営者は何かと理由をつけては休みを減らし、遂には祝日も関係なく出勤させられるようになりました。法定休日だから割増賃金が支給されればまだ我慢もしましたが、法律を守る概念のない経営者でした。

当の自分は来たい時に会社に来て、来たい時に帰っていました。出張で会社に来ない時がありましたが、出張とは名ばかりで愛人と遊びに行っているのは公然の秘密でした。本来なら労働基準監督署から指導が入りそうなものですが、会社は新宿にあって、新宿は中小企業が多すぎて労基署も手が回らないと聞きました。

事業資金が無いなら

そんな会社でしたから、いつか辞めたいとずっと思っていたところで、Facebookで繋がった人間から「ビジネスを始めるので、役員になっていただけませんか?」とお願いされました。

今思えば、私に声をかけた人間は事業資金も全く用意しておらず、また待遇をきちんと確認しなかった私の不明を恥じるばかりですが、何しろやっとこんな会社から逃げ出せると思うと「渡りに船」の気持ちが強かったのと、事業資金が無いならゼロから会社を興すことも勉強だと考え、会社には退職の意思を告げました。

4ヶ月後にこちらから見切りをつけました

「晴れて俺は会社役員だ。ゼロから会社を立ち上げるんだ」と意気揚々でいられたのは、本当に一瞬だけでした。私に声をかけた人間は事業資金の確保に動かず、社長としての職務を何一つ果たしませんでした。

収入が絶え、その人間は一向に社長業に精励する気配も無かったので4ヶ月後にこちらから見切りをつけましたが、50歳近くなって梯子を外された人間がまともに再就職など出来ません。やってはいけないと知りつつ、銀行のカードローンに次々手を出し、多重債務に陥りました。

就活も上手く行かず、借金も出来なくなって遂に無一文同然になりました。時々単発の仕事をして僅かな収入を得ましたが、すぐに消えてしまいます。そんな私に、親が時々お金をくれましたが、50歳にもなって親孝行するどころか親からお金を恵んでもらうことに、情けなさと後ろめたさで生きていることが嫌になり、自殺も2回決行しましたが、死に切れませんでした。

こんな人生になるとは夢にも

年齢の割には本当に微々たる収入ですが、何とか一時的な職を得ました。それからはどうにか前向きになって来ましたが、仕事が決まるまでの間、無一文同然なのに生きていられたのが自分でも本当に不思議です。一旦は自己破産を決断しましたが、破産では職業が制限されるため、債務整理で行くことにしました。

しかしながら、借金を返すために微々たる収入からかなりの割合のお金が飛んで行き、生活は苦しい状況です。従って非正規でよいからもっと実入りのよい仕事を探していますが、やはり年齢のせいでしょうか、なかなか決まりません。

正直こんな人生になるとは夢にも思いませんでしたが、借金から逃げてしまうと人間として無責任だと思います。「下を向くと更に下に落ちる」と、私の知人で、やはり1,500万円の借金を背負った人が語っていました。それに比べれば私の借金は桁が一つ少ないので、前を向いて何とか仕事を見つけるのみです。

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