ギャンブルで借金が320万円に。弁護士に勧められ自己破産を申請

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とにかく苦痛の日々でした。友人に対して、ギャンブルで負けたお金を貸したのがきっかけとなり、自分自身までもがギャンブルにのめり込み始めてしまいました。仕事をしていたのと、実家暮らしだったので、借金重ねても全然不安は有りませんでした。

消費者金融を何件も練り歩き

しかし、それがいけなかったのです。そんな状態でギャンブルを続けてしまい、勝つ時は二つ折の財布が折れない程、数十枚の万札が詰まった状態になったり、負ければ約一ヶ月間は無収入状態になったりと大変な日々でした。

ギャンブルで勝つなんて10回挑んで1回位しか勝てません。しかし、まだ逆転できる!と、借金を重ねてしまい地獄の日々が始まってしまいました。

そして、借金の総額が100万円を超えしまった時、職場の食事は一日に菓子パン一個や、水に蜂蜜を溶かして飲んで、その日をしのぐ生活が始まりました。そして、気がつけば簡単に、借金が出来る街中の消費者金融を何件も練り歩き、借りてはその日の内に10万円を使ったりしておりました。

弁護士事務所に相談しようと思い

給料は2~3日でギャンブルに消滅。当たり前ですが、そんな暮らしをしていては確実に破滅のゴールは近づいてきます。私は酒屋で店長の仕事をしておりました。しかし、配達注文の電話ではなく、消費者金融の取立ての電話が連日鳴り響きました。

毎回、なんとか電話を取って対応しておりましたが、ある日の休日、ベテランアルバイトからの連絡が鳴り響きました。「助けてください!変な電話が続いて業務ができないんです!」その言葉を聞いてやっと目が覚めました。

大至急、計画的に返済しようと思い、弁護士事務所に相談しようと思いすぐさま行動に移しました。そして、何件かネットで調べて、借金返済のエキスパートと銘打っている弁護士事務所に目が止まりました。

「これで安心してください!」

報奨金はなし、長期分割払い可能。そしてなにより「貴方の立場で考えます!」と、優しい笑顔のイラストがあり、気に入りました。そして、至急、店舗への催促を止めたかったので、その日の内に弁護士に会うことになりました。

膨れてしまった借金は、総額320万円。弁護士は不在で対応された秘書の方からは、この金額から利子を差し引いて返済計画を行いますと説明が有りました。借入している消費者金融の全ての連絡先を記入して、「これで安心してください!」と、言われ安堵の気持ちで一杯でした。「また明日、事務所に来てください」と、言われ帰路に着きました。

30万円がこの世の物とも思えない金額

次の日、消費者金融会社からの連絡は全く無く、これからは全てをやり直そうと心に決めました。そして、午後、早退をして弁護士事務所に向かい、これからの対応を伺いに行きました。事務所に到着すると、初めて弁護士の方が応接室に登場して、こう話し始めました。

「色々考えたんだけど、貴方の場合、自己破産しかないねえ」一瞬、「え?」と、思いました。「あと、明日までに30万円用意して。自己破産するにもお金が必要なんだよ」あの時の私には、貯金など一切無く、30万円という金額がこの世の物とも思えない金額に映りました。

こんな結果になってしまって全て自分が悪いのですが、まさに生きるも地獄、死ぬも地獄でした。その会話の中で一番印象に残っているのが、弁護士の方が鼻を掘じりながら、私を冷ややかに見ていた態度でした。「どうするの?無理なら無かったことになるけど?」答えは一つしかありませんでした。

時は過ぎて父と私二人きりの生活

帰路の途中、「会社に前借り?」という選択を考えましたが、業績悪化でボーナスも消滅してる会社からは、前借りは不可能だろうと考えました。「自殺?」この選択カードも目の前に配られたのですが、あの時の私には何よりそのカードを受け取る勇気は全く無かったのです。

もうここまで来たら、最後は父に相談しかなかったのです。母は、私が成人の日に自ら命を断ちました。精神不安定の母を一生懸命支えてきた父は、母の自殺を知って、子供の様に泣きじゃくっていました。そして、時は過ぎて父と私二人きりの生活が始まりました。

そして、余り笑わなかった父が笑顔を絶やさない優しい人に変わっていきました。そんな経緯があり、私まで命を絶つことが出来ませんでした。

父が無言で封筒を差し出して来た

私は家に着いて全てを話しました。父は絶句。何を話しても、返答を求めても言葉が出てこない父。そんな父は静かに自分の部屋に戻ってしまいました。もう身内に頼れない。明日、有給申請をしてお金の詮索をしようと心に決めて、会社に連絡。

なぜかすんなり有給申請が取れました。夜遅くまで、精神状態ギリギリの状態で解決策を模索しておりました。深夜3時、精神的に限界を越えてしまい、そのまま眠ってしまいました。次の日、お昼近くまで眠ってしまい、起床した時は、もう絶望しか有りませんでした。

解決方法は皆無。もう犯罪に手を染めるしかなくなっていました。ふすまを開けて、気持ちを落ち着かせようとした時、父が無言で封筒を差し出して来ました。私がそれを受け取ると、無言で部屋の掃除を始めました。私は泣きながら「ありがとう」を言うと、その足で弁護士事務所に向かいました。秘書の方に30万円の封筒を渡すと、自己破産までの説明が始まりました。

子供を持つ家庭を築き幸せな生活

その後は、色々な弁護士世界の闇(ギャンブルでは自己破産は…)を知ることになるのですが、なんとか借金問題が解決しました。ギャンブルに関して言えば、「1万円勝つのに、100万円を使う汚い世界」と、後輩に教えております。

借金問題に関しては、借金問題専門の弁護士は全く腕が無い為、簡単に自己破産を勧めてくるという事を学びました。現在、私は子供を持つ立派な家庭を築き幸せな生活を送っております。

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