派遣先が倒産…公共料金と家賃の滞納。余裕がなかったあの頃

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18歳の頃、大阪市内で一人暮らしをしていました。水道費込みで32000円のぼろぼろの六畳一間のワンルーム。その頃は音楽で飯を食いたいと思っていましたので、定職にはつかず服屋でアルバイトをしていました。時給800円、1日5、6時間労働。週3、4日しか勤務できないので、これでは生活できません。

月給は合わせて12万円

派遣に登録し、服屋が休みの日は深夜の流れ作業のアルバイトを入れていました。それでも月給は合わせて12万円ほどです。今なら高収入のアルバイトや、お金の借り方、一ヶ月の収入支出の程度。

お金のやりくりもできるようになっていますがその頃は10代で一人暮らしにも慣れておらず、自分では質素な暮らしをしているつもりでもお金が足らず、電気が止まったり、ガスが止まったり、家賃を滞納したり、携帯電話が止まり、公衆電話から電話をして連絡をとっていたりも日常茶飯事でした。

食事代を浮かして、何も食べずに働くとやはり元気が出ず、立ちくらみをすることもざらでした。音楽活動どころではありませんでした。

働いていた服屋が潰れ…

そんな頃に働いていた服屋が潰れました。収入源が半分たたれ、どうしようかと悩んでいました。家賃も滞納しており、電気代、ガス代等の公共料金は支払いができているかどうかも把握していません。

手元に1万円があったので携帯料金を支払い、つながるようにしてもらい。友達に連絡をとり、お金がなくて仕事を探していると相談しました。

お金がないことに対しての不安

その頃、僕の周りの友達は大学に通っていたり実家暮らしなので一人暮らしでお金に困っていることにリアリティがありません。あっけらかんとしていました。僕も、10代でお金がないということを受け入れきれておらず変にプライドがあって素直になれていない部分もあったと思います。

友達とは、よくけんかをしました。貧乏して食事を減らすとひもじくなります。ひもじくなると心も荒んできます。お金がないことに対しての不安。解決したいが、どうすれば良いのかわからない苛立ち。自分のやりたいことも出来ていない不満。毎日いらいらしていました。

当時の派遣は時給も深夜でも1000円程度

こんな時、普通は親に相談するべきなのかもしれませんが、僕は小さい頃に両親を亡くし僕が小学3年生頃から姉2人と3人で暮らしてきました。ですので、困った時に相談できる大人の人は当時いませんでした。

友達ともうまくコミュニケーションもとれず、孤独を感じました。とにかく働くしかないと思い、派遣で働く日数を増やしました。

当時の派遣は、交通費も1日に1000円しか支給されず(現場までの交通費が往復で1000円以上かかるところがほとんど)時給も深夜でも1000円程度。深夜12時から朝の6時まで働いても6000円です。

それでも、仕事に対してのリテレシーがない僕は派遣で働く日数を増やし懸命に働きました。時間があるときに、とにかく収入の多い職業を探しました。

ちりも積もれば山となる

がんばるしかないと心に決め、安い給料だろうと「ちりも積もれば山となる」です。懸命に働いて働いて働き抜きました。働く時間が増えると自然と支出も減ってきます。徐々に生活が安定してきました。光熱費もきちんと支払い、家賃も滞納していた分も支払い、携帯も毎月つながるようになりました。

そうなると気持ちも安定してきて、今まで懸念していた新しいことにチャレンジもしたくなります。暗い気分にならないために、がんばろうと思えるようになります。貧乏から脱出できたことで自信がつきます。全てのサイクルがうまく回り始めます。お金は、最低限は大事です。

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