内定が出ない時は日本育英会に奨学金の返還猶予をお願いすべき

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学生時代は、とにかくお金がなくて食べるのにも困るような状況でした。それというのも、大学卒業後にほとんどの同級生が就職して社会へ巣立っていったにもかかわらず、大学院へ進学する道を選んだからでした。とはいえ、両親にはこれ以上の学費負担をお願いすることはできませんでした。

奨学金を大学院の入学金と授業料に

三人兄弟の長男で、両親としてはまだ弟と妹が大学生だったため、そちらの学費の工面もしなければならなかったからです。そのため日本育英会(現日本学生支援機構)の奨学金を大学院の入学金と授業料にあてることにしました。

有利子の第二種奨学金で、月額5万円が支給されました。奨学金は学費だけではなく、生活費や通学費用などに使っていました。

下宿は築年数不明。今にも倒壊しそうな木造のアパート

いざ大学院に通いはじめると、思ったほか授業の準備が忙しく、大学時代と違ってアルバイトにあてる時間もそれほど取れそうにありませんでした。普段はカップめんなどで、生活費をできるだけ切り詰めるようにしました。下宿も築年数不明という、今にも倒壊しそうな木造のアパートでした。

そして、夏休みなどの長期休暇はアルバイトに精を出すことにしました。振り返ると、夏場も冷房も効かないようなあついあつい倉庫の中で、汗だくになりながら力仕事をしたこともありました。もともと大学院を修了した後は、就職するつもりでした。

ところが大学院在学2年目に就職活動したものの、内定を得ることができませんでした。そのため大学院を1年間休学して、翌年の就職試験に備えることになりました。もちろんその間の生活費はアルバイトの収入くらいしかありません。そこでさらに奨学金の返還をもう1年猶予してもらう手続きをしました。

社会人になって数年が経ち…

その後、休学期間を経て、運よく就職先も決まり、奨学金の返還を始めることができました。第2種奨学金の場合、利息を上乗せして毎月の返還分が口座から引き落とされます。これを10か月分まとめて支払う繰上返還の場合は、最初の1か月分を除いて9か月分は利息がかからないことになっています。

そのため、貯金に余裕があるときは、何度か繰上返還をしました。大学4年分の奨学金を返還し終えたのは、社会人になって数年がたったころでした。

長期休暇中のアルバイトも生活費の足しにはなりましたが、入学金や授業料といったまとまったお金が必要になる際は、それだけでは間に合いませんでした。今思うと、無事に大学院を修了することができたのも、奨学金があったおかげだと思っています。

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