父の会社が倒産。羽振りの良い暮らしから、借金を抱え父は働かなくなり…

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羽振りのよい生活

父親が会社を設立して、始めは順調にいって羽振りのよい生活をしていました。当時私は高校生で家族でオーストラリア旅行へ行ったり、いい車に乗っていたり、しょっちゅう外食をしたりしていました。

大学生の兄、高校生の私、中学生の妹、私たちは何もしらずに毎日を過ごしていました。ある日のことです。兄が突然大学を退学して帰ってきたんです。父親の会社が倒産したそうです。私も妹も何にも知らずに、ただオドオドしていました。

父と母と兄が3人で土下座

親戚の人があつまって、借金についていろいろ話をしていました。どうやって借金を返すのか、どこから借りるのか、誰が連帯保証になるのかみたいな内容だったような気がします。親戚中に罵倒されていて、父と母と兄が3人で土下座してお願いしたり、謝ったりしていました。

私と妹はずっと部屋に居るように言われましたが、怒鳴り声や泣き声が聞こえてくるたびに部屋から出て、みんながいる部屋に様子を見に行きました。ひとしきり話が終わると母親が私たちの部屋にきて事情を説明してくれました。

お父さんの会社が倒産して、この家にも居られない、兄も大学をやめて帰ってきてくれたから、私たち二人は高校を卒業させてあげるように頑張ると言っていました。結局、アパートに移って5人での貧乏生活が始まりました。

私は何が恥ずかしいって

今まで散々贅沢な生活をしてきた私は何が恥ずかしいって、友達に会うのが本当に心のそこから恥ずかしかったです。今思えばそんな事って思うけど、その時は、本当にその事だけが嫌だった。だから中学、高校のときの友達とはいまだに会っていません。みんなに同情されていることが本当にいやで、あんまりみんなと口をきかなくなって、そのまま卒業してしまったんです。

父親はまったく働かなくなり、兄と母が死にもの狂いで働いて借金を返しながら、私と妹を卒業させてくれました。高校を卒業してから私も借金返済を一緒に手伝ったけれど、借金をつくった張本人が働かないことに本当に腹が立ってしかたありませんでした。

暴力をふるう父親

でも、暴力をふるう父親だったので、誰も文句が言えませんでした。兄はお金を貯めて母と私たちを連れて、この家をそのうち出るからそれまでの辛抱だといいましたが、借金が多すぎて、返すのに精一杯でお金を貯めるまでは絶対にいかないと思っていました。

だけど、兄と母が頑張っているのに私だけ逃げるわけにはいかないと、必死で朝も昼も夜も働きました。そして必死で借金を返しきって、父親をおいて兄と母と私と妹は家を出ました。これからは家族4人で普通の生活ができたらと思っています。

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