ゆとりの暮らしからリーマンショックで夫がリストラに。銀行カードローンも無職では門前払いでした。

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中よりやや上ぐらいの暮らし

私達夫婦は、そもそもお金に困るという事もなく、中よりやや上ぐらいの暮らしをしておりました。二人で働いていましたし、借金なんてまるで無縁だったのです。結婚した当時はそれなりに家賃の高いマンション住まいでしたが、マイホームを持とうと預金もかなりでき、夫婦でモデルルームの見学にも行き始め、そろそろ具体的に決めて行こうと考えていたころ、あの恐ろしい出来事が起こったのです。

リーマンショックでした。まずは、夫の会社が、あっという間に傾き始めます。始めは冬のボーナスがカットになりました。そして年が明けるとパートさんの自宅待機が増え、さらにはリストラ、正社員の減給と続き、遂には事業所の閉鎖。ものの数ヶ月であっと言う間に夫は無職なったのです。

夫は失業保険が切れるギリギリで

私の仕事でどうにか繋ぎ、夫は失業保険が切れるギリギリで転職できましたが、その会社も傾くという悪夢に見舞われます。その後、全く仕事は見つかりません。さらには私の仕事も傾き、遂には折角貯めたマイホームの資金を取り崩し始めます。夫は知人の紹介などで簡単なアルバイトに出たりはしましたが、震災の影響でガソリン不足やいろいろ重なり、安定しないまま、とうとう預金も底をつきてしまいます。

実際、お金が無いという経験を、生まれて初めてしました。預金も入ってくるお金もない。本当に恐怖です。最初にした事は、まず不要になった貴金属を売りました。独身時代に購入したプラチナやゴールドは、地金の高騰もあり、なかなか良い価格で売れました。それで2ヶ月程繋ぎ、またしてもお金がありません。

カードローンを作ろうと…

お金を借りたことの無い私でも、さすがに借金を考えましたが、どう借りたらいいか判りません。まずは、カードローンを作ろうと最寄りの銀行へ出向くも、状況を説明した途端、門前払いです。今考えたら当然ですが。次の銀行で、やっとフリーローンを借り、それで数ヶ月生き延びました。が、依然まともな職は無く、夫はバイト、私は生活支援のついた職業訓練へ行きました。

それでも入ってくる金額は二人合わせてもリーマンショック前には全く及びません。家賃を2ヶ月滞納してしまい、やむなく市の福祉課を訪れ、家賃を一部負担して貰える制度を利用します。ところが、これは何故かたった2ヶ月で打ち切りになります。

失業者向けのローン

詳しい事情は判りませんが、どんなに高額な税金を納めてきていても、困った時には行政は助けにならないと感じました。仕方なく、職業訓練で利用出来る失業者向けのローンを使用して生活費に充てました。

職業訓練終了後、夫と相談し、夫婦で事業を始めるに至ったのです。事業計画書を作成し、国民金融公庫や銀行へ足を運び、やっと事業資金を調達できました。

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